虫歯ゼロ運動

飲食しても速やかに酸は中和され、再石灰化に入る。飲食の時間的な間隔も十分にあいているのです。

１日のトータルでは再石灰化が脱灰を大きく上回っているのです。

べつに歯が大きくなったりはしないのですが、丈夫な強い歯になるのです。

歯医者さんに虫歯を治療してもらっても、それで虫歯が本当に治っているわけではないのです。

子供の頃、虫歯の痛さに泣いた記憶はありませんか？

大人でも怖い歯医者は、子供にとっては恐怖以外のなにものでもなかったような気がするのです。

永久歯に比べて、どうしても乳歯は弱いのです。

虫歯から守ってあげられるのは、子供自身ではなく、私たち大人になっているのです。

なぜかと言うと、一度でも治療をした歯はどんなに良い治療をしたとしても、一度も治療をしたことがない健康な歯よりも再び虫歯になりやすくなっているようです。

乳歯は永久歯に対して弱いものなのです。

それは、エナメル質、象牙質が永久歯よりも薄いため神経にも近く、透明度である石灰化ども低いため、透明感がなく、虫歯になりやすいと言えるのです。

一番虫歯になりにくいのは、一度も治療をしたことがない健康な歯なのです。

朝、昼、晩、３食食べた上に間食も、アイスクリームやケーキだって時々は食べたいという、私たちの食生活は、長くもない人類の歴史の中でもさらにこの数十年の異常事態となっているのです。

まだまだ世界中おなかの空いている人の方が多いくらいなのです。

１日中溶けたり、もどったりを繰り返すという歯にとっては非常に過酷な条件を一生涯、虫歯をつくらずに乗り切るためにはそれなりの工夫が必要になっているのです。

それが虫歯の予防、管理という発想なのです。

その一番虫歯になりにくい歯が虫歯になってしまったわけですから、虫歯の本当の原因を取り除かない限り、高確率で再び虫歯になってしまうのです。

少々条件の悪い人。強力な虫歯菌をたくさんプラーク中にすまわせている人、甘いものがどうしても止められない人、あるいは唾液の量や質に問題がある人なのです。

けれども時間的な間隔が確保できているのでまあなんとか穴があくのは免れているのです。

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