高齢者の虫歯
毎日きちんと歯磨きをしても、歯の隙間や歯肉の間には磨き残しや歯石ができるのです。
ご自身の歯を丈夫で長持ちさせる為にもプロによるケアが大変重要になっているのです。
虫歯とは、糖を栄養分として増殖を続けるのです。そして虫歯菌がある一定以上の数となったら悪さを働き出し、歯を溶かしていくのです。
もっとわかりやすく言えば、虫歯は糖分を食べれば活動をはじめ、歯に穴をあけてしまうのです。
一般的に歯のある人の口の中には、300種類以上の細菌が数千億匹いるといわれているのです。
食後しばらくしてから歯の表面を爪などでこすると、白いものがとれると思うのです。
成人の9割以上が虫歯の罹患経験を有しているのです。40歳以上の年齢においても、常に約4割は虫歯が原因で歯が抜かれているのです。
大人の虫歯はその特徴から、歯の根面の虫歯、歯の詰め物の裏側の虫歯、子供と同様の虫歯に分けられているのです。
これは単なる食べカスではなく、口の中の細菌とその細菌が出す排泄物の塊なのです。
この歯垢1mg中には一億匹以上の細菌が存在し、その細菌が歯を溶かす酸を作り出すのです。
歯垢を構成する細菌の中でも、特にミュータンス菌はう蝕発生の原因菌と考えられているのです。
大人の歯科保健対策といえば歯周病、と受け取られがちですが、大人でも虫歯の発生は頻繁に見られるのです。
大人の虫歯は、特徴で分けると3種類存在するのです。日本ではなんと75歳以上の高齢者の歯の平均残存率は20本以下となっているようです。
この差は果たしてどこから来るのでしょうか?それは、予防歯科の取り組み方が大きく異なるからなのです。
むし歯の進行は、ミュータンス菌が糖分と結びつき、グルカンとよばれる物質と乳酸を作ることから始まるのです。
グルカンは歯にベタベタと歯垢を付着させて細菌の住家を作り、乳酸は歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。
そして、更に歯の表面のエナメル質から徐々に内側の象牙質、そして歯髄へと進行していくのです。
免疫力が衰えていたり、薬の副作用によって口が渇きやすかったりするため、虫歯になりやすいからなのです。
特に、高齢者の方は3DSを行うことで、虫歯だけでなく誤嚥性肺炎などのほかの感染症も予防することができるため、一石二鳥といえるのです。
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